- 🎬 監督: Angela Robinson
- 👥 出演: ルーク・エヴァンズ, レベッカ・ホール, Bella Heathcote, コニー・ブリットン, JJ Feild
- 📅 公開日: 2018-03-21
📖 あらすじ
1920年代、心理学の教授であるウィリアム・モールトン・マーストンは、授業を受けていた学生のオリーブ・バーンに惹かれ、彼女を助手にする。彼とともに研究をしていた妻のエリザベスは当初オリーブへの嫌悪感を示すが、彼女もまた徐々にオリーブに惹かれていく。3人は共同で嘘発見器の発明に向けて研究に没頭するが、あるときその関係が明るみになり大学を追い出されてしまう。大学を出て3人で共同生活をする中、2人の進歩的な女性に触発され、マーストンは”ワンダー・ウーマン”という新たなヒロインを産み出す。
📌 この記事でわかること
- 1. ワンダーウーマンの知られざる誕生秘話が赤裸々に描かれる
- 2. ポリアモリーとBDSMをポジティブに扱った稀有な作品
- 3. 心理学と漫画創作が交差する知的興奮がある
- 4. テーマの散漫さと脚色過多が物語を弱めている
- 5. ポリアモリー描写が浅く、現実の複雑さを避けている
⚠️ 事前確認:この映画の「地雷」度
😈 編集部より:
「BDSM要素と三人のベッドシーンがガッツリ描かれるから、親と見るのは地獄の気まずさ確定。でも、これが無かったら作品の魂が消える。一人か、理解あるパートナーと見ろ。」
作品の魅力と解説

物語の核心・考察

🗝️ 劇中アイテム・メタファー徹底解剖
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🔹 嘘発見器(ポリグラフ)単なる研究道具ではなく、三人の関係の「真実」を暴き、社会の偽善を映し出す鏡だ。測定中の脈拍や血圧の変化が、彼らの抑圧された欲望と感情を可視化し、最終的にはワンダーウーマンの「真実のロープ」というアイテムへと昇華される。
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🔹 フェティッシュアートの衣装(ガーターとブーツ)社会から隠された性的解放の象徴。オリーブが身につけることで、エリザベスの内面の欲望を覚醒させ、三人の関係を深化させる触媒となる。そのデザインは、ワンダーウーマンのコスチュームとして漫画に取り入れられ、女性の力と美の新しい表現となった。
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🔹 ワンダーウーマンの漫画原稿三人の愛と理想の結晶体。単なる娯楽作品ではなく、DISC理論を応用したキャラクター造形(例:ダイアナの支配性、スティーブの誘導性)を通じて、フェミニズムと性的自由を訴えるマニフェストだ。
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🔹 大学の辞令(解雇通知)社会の弾圧を象徴する紙切れ。これによって三人は大学を追われるが、逆に自由な創作と生活への契機となる。保守的な権威からの排除が、革新的な文化の誕生を促した皮肉なアイテムだ。
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🔹 真実のロープ(漫画内アイテム)嘘発見器の漫画版への変換。相手に真実を語らせるこのロープは、マーストン教授の心理学研究の成果そのものであり、ワンダーウーマンが「真実と正義」を追求する手段として機能する。
📊 批評家 vs 観客:評価の深層
批評家は72点で「テーマが散漫」「脚色過多」と辛口評価。一般観客は88点と高く、「愛の形を問いかける力作」と支持。原作(史実)を知るファンは「大胆な解釈」と賛否両論で、特にポリアモリー描写への賛美と懐疑が分かれた。過去の伝記映画と比べて、性的要素を前面に出した点が賛否を分けた主因だ。
エンドロール後: おまけ映像なし。エンドロール中に実際のワンダーウーマンコミックの表紙が次々表示されるから、そこで時代の変遷を感じてくれ。
🤔 鑑賞後のモヤモヤを解消 (Q&A)
Q. 三人の関係は実際にあったの?
A. あった。ウィリアム・マーストン教授、妻エリザベス、学生オリーブの三人はポリアモリー関係で、子供たちも一緒に育てた。映画は史実を基にしているが、ドラマティックに脚色されている部分もある。
Q. ワンダーウーマンのコスチュームのモデルは?
A. オリーブが身につけたフェティッシュアートの衣装が直接のモデル。特にガーターとブーツの組み合わせは、漫画のダイアナのコスチュームにそのまま反映されている。
Q. 嘘発見器の研究とワンダーウーマンはどう関係あるの?
A. マーストン教授のDISC理論(支配・誘導・服従・従順)が核心。嘘発見器で人間の心理を研究する中で、この理論が生まれ、それがワンダーウーマンのキャラクター構築(例:真実のロープ)や物語のテーマ(真実と自由)に直接結びついている。
Q. 映画の欠点はどこ?
A. テーマが散漫で、心理学研究、ポリアモリー、漫画創作、フェミニズムを詰め込みすぎて焦点がぼやける。特に後半は史実との乖離が目立ち、脚色過多でドラマ性を優先しすぎて深みに欠ける。ポリアモリー描写も賛美一辺倒で、現実の複雑さや葛藤を浅く扱っている。
🎬 編集部のズバリ総評
これは単なる伝記映画じゃない。愛と自由を求める三人の戦いの記録だ。ワンダーウーマンの華やかなイメージの裏に、嘘発見器とフェティッシュとポリアモリーがあった事実に、お前は震えるだろう。しかし、テーマが散漫で脚色過多、ポリアモリー描写も賛美一辺倒——史実との乖離が物語の深みを削いでいる。社会のタブーを破りながらも、真実を貫いたマーストン一家の物語は、現代の私たちにも強く問いかけてくるが、もっと鋭い批評性が欲しかった。愛が深いからこそ、この甘さは許せない。
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最終更新日:2026年01月12日

