- 🎬 監督: アレハンドロ・ホドロフスキー
- 👥 出演: アレハンドロ・ホドロフスキー, Horacio Salinas, Zamira Saunders, Juan Ferrara, Adriana Page
- 📅 公開日: 1988-04-30
📖 あらすじ
とある砂漠ではりつけにされ、裸の子どもたちに石を投げつけられているキリストに似た風ぼうの盗賊(ホラシオ・サリナス)。自力で十字架から降り立った彼は、居合わせた男と共に町へ向かう。町ではキリスト像を売る太った男たちに捕らえられ、鏡の部屋に閉じ込められてしまう盗賊だったが、何とか部屋から脱出し……。
📌 この記事でわかること
- 盗賊が排泄物から黄金を作られる皮肉で、資本主義や権力の搾取を風刺
- 7人の富豪が蝋人形を焼く儀式で、物質的執着からの解放とその幻想を描く
- 頂上で羊の頭が転がる衝撃で、指導者や権威の虚構を暴く
- 賢者が観客を見つめるラストで、メタフィクション的に映画体験を皮肉る
- シュールでグロテスクな映像が、美と醜を意図的に混ぜて観客を混乱させる
- 宗教的象徴をパロディ化し、信仰や真理への探求を嘲笑う姿勢
⚠️ 事前確認:地雷チェック
作品の魅力と解説

物語の核心・考察

🗝️ 劇中アイテム・メタファー徹底解剖
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🔹 盗賊の顔に群がるハエと排泄物人間の欲望や愚かさの象徴。砂漠で裸で横たわる盗賊は「無垢」に見えるけど、ハエがたかる排泄物は、彼の内面に潜む汚らしい欲(金や権力への執着)を表してる。つまり、外見はキリストみたいでも、中身はクソみたいな人間だってこと。
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🔹 塔から下りてくる黄金の袋権力者による搾取のシステム。庶民が食べ物を差し出して、上から黄金が降ってくるけど、その黄金は実は盗賊の排泄物から作られてる。これ、資本主義や独裁政権の皮肉で、庶民が必死に働いてるものが、実は上層部の「クソ」から成り立ってることをバカにしてるんだ。
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🔹 7人の富豪の蝋人形を焼く儀式物質的執着からの解放。富豪たちは全財産を捨てて、自分の蝋人形を燃やすことで、金や地位に縛られた「古い自分」を殺す。でも、これが本当の覚醒かって言うと微妙で、結局は錬金術師に操られてるだけかも。ホドロフスキーは「解脱なんて幻想だ」って言ってる気がする。
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🔹 頂上で盗賊が振り落とす羊の頭指導者や権威の虚構。錬金術師の首を切れって言われて羊の頭が出てくるのは、「先生や教えってのは所詮、羊(従順な象徴)の偽物に過ぎない」ってメッセージ。つまり、聖なる山も不死も全部ウソで、本当に大事なのは愛する者と帰ることなんだ、と。
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🔹 修行者たちが着るローブと仮面社会的役割やアイデンティティの仮面。各修行者は職業(警察官、建築家など)に応じた仮面を着けるが、これは彼らが社会で演じる「役割」を象徴。錬金術師の下でそれを脱ぐ過程は、自我の解体と、権威への盲従への警告を表す。
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🔹 聖なる山の頂上に並ぶ9人の賢者映画というメディアそのものへのメタ批判。賢者たちが観客(カメラ)を見つめるラストは、「あなたたち観客も、映画という『聖なる山』を目指してるけど、それは所詮スクリーン上の幻想だ」と突きつけ、映画体験の虚構性を暴く皮肉だ。
📊 批評家 vs 観客:評価の深層
あの作品さ、批評家からは「映像の天才」「前衛的傑作」って言われてるけど、一般の客は「意味不明」「気持ち悪い」で真っ二つじゃん。Wikipedia見ても受賞歴ほぼないし、賛否両論すごい激しいんだわ。ホドロフスキーの前の『エル・トポ』よりさらにエグくて難解で、マジでファンですら「今回はやりすぎ」ってツッコミ入れてるし笑
エンドロール後: 特になし(エンドロール後も特にオマケ映像や伏線はない)
🤔 鑑賞後のモヤモヤを解消 (Q&A)
Q. 盗賊が顔を覆うハエや排泄物の描写は何を象徴していますか?
A. これは人間の堕落や腐敗、物質的な執着を視覚的に表現しており、タロットカードの「愚者」としての盗賊の無知や世俗への囚われを暗示しています。
Q. 7人の富豪が各惑星の擬人化として描かれている理由は何ですか?
A. 各富豪は守護惑星の否定的な側面(例:金星は美の商業化、火星は暴力)を体現し、物質主義や権力への執着が人間の魂を堕落させるというテーマを強調するためです。
Q. 映画の終盤で錬金術師が盗賊に山を下りるよう勧めるシーンの意味は何ですか?
A. これは「聖なる山」への到達よりも、愛や現実の人間関係(娼婦とサル)を選ぶことの重要性を示しており、超越的な追求よりも地上的なつながりを肯定するメッセージを伝えています。
🎬 編集部のズバリ総評
刺さる人:アート映画マニア、シュールな映像が好きな人、ホドロフスキー信者。刺さらない人:ストーリー重視、グロい描写が苦手、宗教的なメッセージを真剣に受け取りたい人。
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最終更新日:2026年02月03日
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