- 🎬 監督: ジャン=ピエール・メルヴィル
- 👥 出演: ジャン=ポール・ベルモンド, Serge Reggiani, Jean Desailly, René Lefèvre, Marcel Cuvelier
- 📅 公開日: 1963-11-13
📖 あらすじ
刑務所を出所したモーリスは、親友のシリアンの協力で金庫のある大邸宅に押し入るが、警官隊に包囲されてしまう。仲間を殺されながらも何とかその場を逃れたモーリスは、シリアンが密告したのではないかと疑う…。
📌 この記事でわかること
- ギャングのモーリスが、仲間シリアンが警察の“いぬ”(密告者)だと疑い、復讐に執念を燃やす物語。
- 真実は最後まで曖昧で、シリアンが本当に“いぬ”だったかは不明。疑心が現実を作り出す人間の愚かさを描く。
- モーリスは復讐のために自ら刑務所に入り、同房の男にシリアンを殺すよう依頼。復讐は果たされるが、虚しさだけが残る。
- メルヴィル監督の冷徹な演出で、ギャングの掟と人間関係の脆さを直視する暗い心理ドラマ。
- 刺さる人は業の深い男の破滅や冷たい人間ドラマ好き。刺さらない人はハッピーエンドや爽快な復讐劇を求めるタイプ。
⚠️ 事前確認:地雷チェック
作品の魅力と解説

物語の核心・考察

🗝️ 劇中アイテム・メタファー徹底解剖
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🔹 拳銃復讐の道具であり、無力の象徴。モーリスが妻の仇を撃つ時は力を持つが、シリアンへの復讐では同房の男に頼むしかなく、自分の手で決着をつけられない脆さを表してる。
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🔹 自動車の転落死偶然と謀略の境界が曖昧な世界。テレーズの死が事故か殺人かわからず、これがモーリスの疑心を加速させる。真実より不確かさが人間を狂わせる皮肉だ。
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🔹 刑務所の独房孤独と復讐の牢獄。モーリスが自ら入ることで、外の自由を捨ててまで“いぬ”を追い詰める執念を象徴。でも、結局は自分自身を閉じ込めることになる。
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🔹 “いぬ”という噂信頼を蝕む毒。証拠がないのに広がる噂が、仲間の絆を壊し、モーリスを復讐に駆り立てる。人間関係の脆さをあぶり出すキーワードだ。
📊 批評家 vs 観客:評価の深層
批評家からは高評価で、メルヴィルの冷たい演出と心理描写が評価された。観客的には、暗いテーマだから好き嫌いが分かれる。Wikipediaデータによると、受賞歴などの詳細は情報が見当たらないけど、カルト的な人気はある。
エンドロール後: 特になし(エンドロール後にオマケ映像や続編への伏線はない)
🤔 鑑賞後のモヤモヤを解消 (Q&A)
Q. モーリスはなぜシリアンが『いぬ』だと確信したのか?
A. モーリスは、刑務所出所後に仲間と行った仕事で警官隊に包囲され、仲間が死に自分も逮捕されたことから密告者を疑い始めました。シリアンが『いぬ』(密告者)だという噂を以前から聞いていたことに加え、自分の新しい女テレーズが崖から自動車で転落死した事件を知り、シリアンへの疑いを強め、最終的に確信に至りました。
Q. モーリスはどのようにして復讐を実行しようとしたのか?
A. モーリスは、シリアンが『いぬ』だと確信した後、復讐を誓って再び入獄し、同房の男にシリアンを殺すことを依頼しました。これは、直接手を下さずに、刑務所内での人間関係を利用して復讐を遂行しようとする計画です。
Q. この映画のタイトル『いぬ』は何を象徴しているのか?
A. 『いぬ』は、この映画では密告者を意味するスラングとして用いられています。物語の中心テーマである裏切りや不信、ギャング社会における忠誠心の崩壊を象徴しており、モーリスとシリアンの関係や事件の真相を探る鍵となっています。
🎬 編集部のズバリ総評
業の深い男の破滅が好きな人には刺さる。冷たい人間ドラマで、裏切りと信頼の脆さを直視できる。逆に、爽快なエンディングを求める人には絶対に合わない。
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最終更新日:2026年03月13日
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